不動産売却の怖いお話(その2)

不動産売却についての知識の8回目。
仲介手数料にからんだ【怖いお話】の続きです。

買主が少しでも早く見つかるよう、良心的な元付け業者は複数の他の不動産会社(客付け業者)に、物件の情報を提供します。

そして客付け業者が買主を見つけて売買が成立した場合、
 ・売主様からの仲介手数料は → 元付け業者に
 ・買主からの仲介手数料は → 客付け業者に
行くことになります。

それぞれの業者が片方から仲介手数料をもらうので、これを「片手取引」と言います。
それに対し、元付け業者が自分で買主を探すこともできるので、その場合仲介手数料は、売主様からのものと買主からのものを、元付け業者が総取りできてしまいます。これを「両手取引」と言います。

良心的な元付け業者であれば、物件の情報を多くの客付け業者に提供して、買主が少しでも早く見つかるようにします。
けれどそうでない元付け業者に売却を依頼してしまうと、両手取引を狙って物件の情報を抱え込み、【物件を塩漬けにしてしまう】のです。

これが不動産業界の実情です。
売却を任されている物件の数が多く、営利第一主義の会社は、両手取引を狙って物件の情報を抱え込むケースが多く見られます。
実は大手の不動産会社ほど、このようにしていたりもします。

この仕組みを知って、良心的な元付け業者に売却を依頼しないと、売主様はずっと売れずに、苦しむことになってしまうのです。
このお話は大事ですので、次回も続けてご案内いたします。

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