物件の問合せが来た時、売主様にお願いしたいこと

不動産売却についての知識の12回目。
「売りに出してみたらすぐに問合せが来た時に、売主様にお願いしたいこと」についてご説明します。

私どもに売却をお任せいただいて、相場を考慮した適正な価格で売り出すと、すぐに問合せがたくさん来ることが多いです。

前回お伝えしましたように、何ヶ月にも渡って物件を探している方が多いので、売りに出した直後に問合せをしてきた方は、最も購入見込みが高いお客様である可能性が高いのです。この時なのですが、問合せをしてきた方が、販売価格について値引きを要望していらっしゃることが、多くあります。
(むしろそちらが普通です)

その時に売主様が、「値引きを要求してくるなんて」といって、お断りになってしまうことがあるのです。

何ヶ月にも渡って探し続けていた人たちの目に止まった時は、「逃してはならない」貴重な機会になります。
ところが多くの売主様はそのことをご存知ないので、「すぐに問合せが来るくらいだから、この後も購入見込み客が来るだろう」「値引き要求してくる人なんて断っても、この後にもっといい客が来るだろう」とお考えになって、お断りになってしまうという訳です。

ところがそれはほとんどの場合、長く続きません。
その後は問合せがピタッと止まってしまうということが、よくあります。

こうなってしまうと悪循環が始まります。
問合せが止まったので物件を広告し続けなければならなくなりますが、何ヶ月にも渡って探している方々からすると、ずっと掲載されているような物件は、「何か問題があるから売れ残っているのでは」と勘ぐられて、ますます売れにくくなって行くのです。

実は1ヶ月くらい経過すると、私どもでお勧めをしても、「この物件、ずいぶん前から出てますよね」と言われてしまうことが、本当によくあります。

そうなると今度は物件の価格を下げざるを得なくなりますが、そうすると今度は、「もう少し待ったらまた下がるんじゃないか」と思われ、さらに悪循環になって行くのです。

先のメールでお伝えしましたように、売りに出した時の最初の価格は「チャレンジ価格」で出してみることが多いです。
ですのでそこから多少の値引きはしても、痛手はそれほど大きくないと思うのです。

売却は、売りに出して数日間が、本当に勝負になります。
問合せが入りましたら、このお客様はきちんと対応すべき人なのか、それとも見送ってもよい人なのか、私どもからアドバイスをさせていただきますので、その時はぜひ、真剣にご検討をいただければ幸いです。

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