不動産は暴落するのか？

これ、今回ばかりは予想しづらいのですが、コロナの影響で経済活動が停滞しその延長線上で「不動産は下落する」と様々なメディアで語られているのは確かです。ただ、単純にすべての不動産が暴落とは考えづらい。確かに実需の住まい等の購入検討が、自粛ムードの影響でトーンダウンしたのは事実です。株価も一時大きく下落しましたし。そして飲食店等の箱として「店舗」が必要な業種が廃業や賃料を払えなくなったことも事実です。そう考えると事業系（テナントや商業ビル、ホテルなど）は厳しいかも知れませんね。負債を持ったままテナント系ビル経営をする事に持ち堪えられなくなるオーナーも増えるでしょう。住宅においても住宅ローンの支払いが出来なくなり市場に出てくる物件も増えて来るかも知れません。リモートワークが意外に使えて都市部に家を持たなくても良いことも分かってしまいましたし。

しかし、なぜか株価は上がっています。不動産価格と株価は連動していると言われているのにです。事実緊急事態宣言解除後、購入意欲を持ったお客様の問い合わせも増加しています。すなわち、不況になって事業をやめる人はいても「居住をやめる」人はいないということなのです。多くの人にとって自己所有の住宅は最も守るべき資産であり、安易に投げ売りすることはなく、むしろ守ろうとするもの。よって中古市場の暴落は有り得ないと思っています。新築戸建て市場も、今迄大手ビルダーが土地の仕入れをストップしていたことにより新築案件は暫く減少します。今、建築していたり建確申請中のものは良いのですが、それ以降の商品が少なすぎます。
このままだと、秋頃には物件が無くなり、既存の中古住宅や中古マンションの需要にまで影響を及ぼすのではないでしょうか。

皆さんはどう予想されますか？